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【読書】株式投資

「それでも株式が最高の投資先だ!」と力強く帯に書いてあるシーゲル著の「株式投資」を読みました 

株式投資 第4版

株式投資 第4版

 

この本は株式市場における歴史やその分析とデータが詳しく載っています。

とても勉強になる本でした。 

 

<本を読んで学べた(共感出来た)こと> 

・株式で良好な利回りを達成するには、長期的な目標と確固たる投資戦略が必要 。

・過去の実績に基づくと、PERが低くて配当利回りの高い株は成長株よりも高利回り低リスク

・割安株は弱気相場では株価が好調に推移する傾向があるものの、強気相場の後半では成長株の利回りを下回ることが多いため、高利回りを狙う戦略をとるのであれば忍耐が必要。 

株式売買の最初の落とし穴は「市場に勝とう」と頻繁に売買すること(売買手数料のこともしっかり考えよう) 

株式市場は自己発見するためには非常に高くつく場所(ウォール街の古い格言) 

出来事が自分に有利に展開すると自分の手柄だと思い込む傾向(帰属バイアス)になる。

 

<感想> 

この本は過去200年間の主要な金融資産の利回りのデータを用いて、長期投資では株式市場の利回りが優れていることを伝えてくれる。 

特に面白かった章は「行動ファイナスと投資の心理学」でした。 

ここでは行動ファイナス精通したカウンセラーと投資に失敗したデイブの対話形式で話が進んでいいきます。 

その中でも印象に残ったのは、他人の意見が自分の意思決定に影響与えてしまうことと、思い込みが生んだ「自信過剰」な行動での失敗談でした。 

このことは自分自身の投資や生活にもあり得る(何度失敗したことか笑)ことなので、肝に銘じて様々な判断をしていきたいと思いました。

 

そして、わたしの好きな作家である森博嗣さんの言葉を思い出しました。

 

「大事なのは思い込まないことだと思う。……略。人間というのは思い込みが激しい。思い込んで考えることをやめようとする。考えるというのは、自分との対話だから、結局は自分と口をきかなくなっていくのだ。もっと話を聞いてやってはどうだろうか」

 

この言葉もしっかり忘れないでおこう。

 

わたしは大学院の修士課程で経済学専攻していましたが、研究分野は環境経済学でした。

この本を読んで行動経済学ファイナンスも学びたいという意欲が湧きました!笑