うたい文句は「マクロ情勢の予測はするな。サイクルに耳を傾けよ!」のハワード・マークス著の「市場サイクルを極める」を読みました。
<読んで学べた(共感出来た)こと>
・リスクなしで高リターンをもたらす投資戦略や戦術などない
→ 世の中には美味しい話はないということ。
・下落しはじめたあとで市場から撤退することは、投資における大罪
→ 株購入時に本質的な価値を推計して、それが正しければサイクルが下落客面のときの評価損は途中過程であって問題はない。
・歴史は繰り返さないが韻を踏む
→ 市場のサイクルを理解するためにも歴史の勉強は必要。
この本読んでいて一番為になったのは、投資のノウハウでなくてハワードさんの「成功」への考え方でした。
「成功はほとんどの人にとって良いことではない」
↓
「人間は自分が賢いと考えるようになる」
↓
「自分が豊かになったと思うようになる傾向があり、その結果、意欲を低下させてしまうことがある」
多くは語りませんが、特に「自分が賢いと考えるようになる」という言葉は、世の中や社会を見て本当にそうだなー、と思いました。
そしてこの本を読んで、株を売買するときの大事なポイントを再度学びました。
<わたしが考える大事なポイント>
・会社の本質的な価値(株価)を推計する
・投資スタンスを確立する
・市場のサイクルに応じて採用したスタンスを状況に応じて変える
今度は会社の価値を定量的な分析方法を学べる本を読んでみようかと思いました。